Africans in Tokyo (Mainichi 20060619)

東京など首都圏には数万人のアフリカ出身者が暮らしていることをご存じだろうか。彼らの言
葉に耳を傾けると、もう一つの東京が見えてくる。

「日本は進んだ国と思ってたけど、庶民の生活は大変だね。家は狭いし、きらびやかじゃない
し。それに日本って変だよ。どこに行くにも普段着でいい。服装にうるさいアフリカじゃあ、そう
はいかないからね」(ガーナ出身のコーネリアス・アピアさん(32))

「同じ失敗をしても、日本人は怒られない。僕らだけ『だから黒人は』って言われる。でも、僕
らは日本語読めないから間違うでしょ。社長さんに文句を言っても、いじめを止めてくれない」。
仲間が集まると、いつもそんな話になる。よく出るのは古くて新しい問題。電車でアフリカ人
が座ると周りに人が座らないという話だ。

高校で英語を教えるティムさん(45)=仮名=は、日本暮らしが14年目になる。待ち合わせ
た王子駅に、緊張気味に現れた。ホームで警官に職務質問されたという。「いつもアフリカ人
ばかりが標的にされる。そばにインド人がいたのにおれだけ止められた」と不満そうだ。

池袋でレストランを営む、カメルーン人、ジュディ・アタンガさん(42)も同じ言葉を使う。「日本
は治安が最高だけど、人が無知で困る。海外旅行に行っても何も学ばないのか、アフリカ人
は皆同じと思っている。勤勉な人たちが、世界や他の民族のことは驚くほど何も知らない」

随分良くなったという人もいる。下北沢で輸入雑貨を売るナイジェリア人、ガブリエル・ファエミ
さん(43)は「日本人は変わった」と言う。「90年代初めは道を尋ねても逃げ出す人がいたけ
ど、今そんなことはない」

「外国人が増えた分、過剰反応しなくなった面は確かにある」と、妻のギニア人歌手、ニャマ・
カンテさんと暮らす鈴木裕之・国士舘大教授(41)は言う。「でも深い交流はないから、理解
度は変わらない。感情を全身で表すアフリカ人と、それを抑える日本人は文化の両極にあり、
相互理解は難しい」
(以上、抜粋編集。全文は http://www.mainichi-msn.co.jp/tokusyu/wide/news/20060619dde012040012000c.html )
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1150737438/

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